采佳のヨガしましょう

ヨガしましょう 2021


2021年07月号


 テレビを見ていた時にふっと耳に入ってきた言葉「97歳で逝ったロックフェラー氏が、死の間際にフォード氏に、天国で会おう」と言ったことに対し、フォード氏は「あなたが天国に行くのなら」と答えたという。思わず笑ってしまった一言でした。

 現生で資本主義の基を作り全てが金で思いのままに出来ると錯覚した彼は、神の意志までも自由にできると思っていたのでしょうか。と思える一場面に、中村哲さんの「天、共に在り」という本を思いました。

 本当に、天の意志のままに行動され、アフガニスタンという、それまでの日常とかけ離れた世界に(えにし)のままに導かれたという「私たち個人のどんな小さな出来事も、時と場所を超えて縦横無尽、有機的に結ばれています。そして、そこに人の意志を超えた神聖なものを感ぜざるを得ません。この広大な(えにし)の世界で、誰であっても、無意味な生命や人生は決してありません。私たちにわからないだけです。この事実が知ってほしいことのひとつです。」と書いてあります。そして日本の人々へという章の終わり「『天、共に在り』本書を貫くこの縦糸は我々を根底から支える不動の事実である。やがて、自然から遊離するバベルの塔は倒れる。人も自然の一部である。それは人間内部にもあって生命の営みを律する厳然たる摂理であり、恵みである。科学や経済、医学や農業、あらゆる人の営みが、自然と人、人と人の和解を探る以外、我々が生き延びる道はないであろう。それが全うな文明だと信じている。その声は小さくとも、やがて現在が裁かれ、大きな潮流とならざるを得ないだろう。これが、三十年間の現地活動を通して得た平凡な結論とメッセージである。」と書かれています。

 決して平凡ではなく、実践から得た真理を示して下さる内容の本です。

 我々が本を読むときに、自分の中にある表現できない思いを、言語化してくれる人を求めているという部分はないでしょうか?「意を得たり」という文章に触れると、心がざわつき、裡なる思いがあふれ出るそんな言葉の詰まった本でした。

 本の紹介ではないのですが、常に「危険地帯」に指定されてきた場所で、武力でこの身が守られたことはなかった。防備は必ずしも武器によらないと確信され、利害を超え、忍耐をかさね裏切られても裏切り返さない誠実さこそが、人々の心に触れる。と悟り、命がけで、実践活動され、最後はその地で命を落とされた、中村医師の気高い尊さに思わず手を合わせてしまいます。ヨガを学ぶ我々に、実践哲学とは何ぞやを解いて下さる内容の、一言一言が心に響き胸を打ちました。

 人として何が大切で、本当に必要な物は何なのか、正しく感じる感性を身に付け、自然との関係を回復する術を持たねば、バーチャルの世界でくるくる回され踊らされている事にも気が付かず、無為な日々を過ごしてしまいそうな日常に危機感を覚えます。

 7月、陽の気が溢れ生命力が旺盛になる時季です。全身を全力で最大発揮してこそ生まれ出る生命力を高めましょう。呼吸力は腰の力、心身を一つに纏めうる力を生み出します。行動力、決断力、忍耐力、持続力の要です。腰椎1~5番の働きを高めることで、胸椎3~10番までの働きを高め、呼吸力を強めます。レッスンでは強い呼吸を意識した動きが主になります。首の汗を内向させないよう注意しましょう。

2021年06月号

 コロナで閉じこもりがちな気分も、不義理をコロナのせい?に出来たり、出無精もコロナのせい、面倒な事も、都合の悪いことも、みーーんなコロナのせいにしてしまえる便利さ‼ これを、ネガティブ意識にしてしまわず、笑いに変えてしまえる能力があればどうでしょう? ポジティブな方向に変換できてしまえるのではないかしら。コロナを言い分けにしていると解り、ムムッとしそうな時でも笑いの方向から判断すれば人間関係を壊さずにまあまあと、自分の心が平安でいられます。

 物事は見る方向によっては、どうにでもなるものです。(脳を騙す)

 昔ヨガを初めた頃、雨が降って嫌だと口走った時に、「雨の恩恵を感じる。どんなことも否定語を使わない」という訓練をさせられた時期がありました。訓練をしている間は頭で考えるので、気分も少し無理があったように感じますが、それが身に付けば、当たり前に全肯定が出来るようになり、とても楽になりました。
 しかし国家権力や、資本主義権力にはまだまだ肯定的に見る訓練は足りていないので、今回の「国民投票法改正案」が 衆院を通過したことは恐ろしくて,憲法の改悪を危惧してしまいます。本気で戦争をする気なのか?歴史に学ばない政治家を並べているこの国を笑う事もできません。

「学習をするウイルスとしない国」こんな川柳を見つけました。これは笑いというよりは諦めに近いかもしれません。

 戦争が無くても、世の中が平和でも、人は死にます。コロナでなくても、癌でなくても必ず死にます。必ず死ぬことが解っているイノチだから、死なないつもりで生きています。
 誰だって死なないつもりで毎日を生きているから、コロナで死者が出たとニュースを聞けば、死が身近になることでコロナが怖いのです。戦争が出来る国になったらコロナよりももっと怖いのです。自分や周りの人が死ぬことに加え、人を殺さなければいけないのですから。人間が人間としての心を捨てて何に従うのか?何に従えるのか?考えただけで恐ろしいことです。こんな心配をしていると免疫力が下がります。

 免疫力を高めるためには、感じ方、生活の仕方、食事、生き方全てにおいての方向性が大事です。特に呼吸は心身の健全度や免疫力には切っても切れない生き方の基本です。ヨガでは、「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのだ。」「可笑しいから笑うのではない、笑うから可笑しいのだ」という 呼吸の教えがあります。「笑いの行法(笑いの呼吸)」が免疫力を高めるという事は今は常識になっていますが、yogaの三密「心身息」や「病は気から」というように昔から人は真理を知っていたという事が分かります。アカデミックの世界としては40年位前から、1982年に米国で「笑い療法研究学会」が発足しその成果が明らかになっています。「精神神経免疫学」という学術研究も盛んにおこなわれるようになり、笑う事で報酬系ホルモンエンドルフィン(内因性モルヒネ)が増えNK細胞を活性化し、免疫力を高めることが分かっています。
 実際に治療に取り入れる病院も出てきているようです。日本では倉敷市の伊丹先生が、1982年に「生きがい療法」を作り癌患者の治療に笑いを取り入れ、1987年の夏、末期がんの患者7人が、ヨーロッパの最高峰モンブランに登ったという事です。その時のビデオを「日本笑い学会」の昇幹夫さんの講演会で見せて頂いた事が有ります。

日々の生活が、嬉しくて、楽しくて仕方が無いと思える生活、うっとおしいことを笑い飛ばしてしまえる心と身体の状態を作り、梅雨時を楽しみましょう。

 梅雨時、湿度が高くなると、体内の水循環が滞り皮膚呼吸が停滞するので、呼吸器の負担が増大します。呼吸器や肝臓が疲れ、泌尿器に負担がかかります。汗を充分に出し、排泄力を高めましょう。発汗作用は体温調整だけでなく、体液バランスを整え、疲労の回復、筋肉の緊張緩和作用などもあります。特に排泄系の中心である腰椎3番は、腸の中枢です。排泄力が整わないと膝がわるくなる、首が硬くなり、眩暈、頭痛等の症状も出やすくなります。鳩尾を緩め、丹田力をつける動きをしてみましょう。

2021年05月号

 レイチェルカーソンの「失われた森」(レイチェルカーソンの遺稿集)を長い時間かけて読みました。かみしめながら、地球、自然、全ての物の中に存在する命について書かれている一言一句が、本質であり、尊い思いであり、詩的な表現であり、生き方への示唆であると感じました。「センスオブワンダー」(驚き感動する心)を読んで感動し、「沈黙の春」により環境保護運動の創始者とも云える科学者、レイチェルカーソンの人となりを感じたいと思い読んだこの本は、するすると読むには、内容の深さにおされてしまいました。

 地球の長い歴史や生命の成り立ちを、考えさせられる内容に、人のその場限りの欲得でこの地球のリズムを壊す生き方への嫌悪感がうまれます。
 数百万年の単位で物事を見れば、人として生きているほんの一瞬の間に環境に組み込まれている大事なものを、こうも勝手に破壊してしまう、人とは何なのか考えさせられます。

 テレビで自然物をよく見ていましたが、見方が変わったように感じています。そして人の生死感に対する感覚にもなにがしらかの変化を感じています。具体的にどう変わったとは説明しにくいのですが、物事の本質を見極める感覚の根底にあるものに触れようと無意識層がざわつく感覚があります。
 人間も自然の一部と云い続けてヨガをしてきた私ですが、人間の命の営みは自然であっても、人間そのものの生き方は自然の破壊者でしかないように感じます。それでも生死は自然に組み込まれた流れの中にあり、順番でもなく神(自然)のみぞ知る計らいの中にあり受け入れるしかないものと、頭では分かります。

 レイチェルは、1964年、癌と心臓病のため、56歳で生涯を閉じました。その何ヵ月か前に、友人にあてた手紙で自分のイノチについて書いています。「今朝は私にとってこの夏一番の素晴らしいひと時でした(中略)まるで見えない力に引き寄せられるように一羽、また一羽とゆっくり飛んで行くオオカバマダラの姿でした。私たちはあの蝶の一生について話しましたね。彼らは戻ってきたのでしょうか? いいえあの時二人で話したように蝶たちにとって、それは生命の終わりへの旅立ちでした。(中略)オオカバマダラの一生は数か月という単位で定められています。(中略)歳月が自然の経過をたどった時、生命の終わりを迎えるのは当たり前のことで、決して悲しいことではありません。キラキラ輝きながら飛んでいった小さな命が、そう教えてくれました。私はそのことに深い幸福を感じました。あなたも同じように思ってくださるように願います。」自然科学者として、思想家として自分の死をも冷静に受け入れることの出来る姿に感動します。この時期は痛みとの闘いをしていた時期のようです。

先日友が逝きました。寂しく悲しいお葬式に参列し、「戻るんだね。」と声掛けしました。

 彼女の死はとても悲しいことです。一緒に過ごした思い出は貴重なものです。機転の利いた冗談を言う笑顔が思い浮かびます。
 病気の最終段階になってから、相談を受け、アドバイスしたり、愚痴を聞いたりしましたが、最後の方のメールでは「医者に見放され、笑って死ぬしかないですね」というメールを受けました。自然療法をするなら、徹底してやり遂げてほしかったし、色々な人が、次々と持ってくる情報に惑わされ、右往左往するうちに疲弊し命への信頼感を失って行ったように見えたのが残念でなりません。最後はホスピスで、コロナ禍の為もあり誰にも面会もできず、寂しい時間を過ごしたようでした。彼女の死の知らせを受けて心残りだったのは、寂しい思いのまま、旅立ったであろうと思うことです。人は支えがあって、人の本分を全うできるように思います。逝くときは一人でもその瞬間までは、支えが有ったらどんなに安心できただろうと、不憫に思いました。 「悟り」にあこがれていた彼女は何かを解り逝ったであろうことを祈ります。

 五月は代謝能力が高まり生命力が強くなる季節、緊急事態宣言なるものが出ていますが、気分までも委縮させることなく過ごしたいと思います。排泄系の中心になる腰椎3番は腸、生殖器、腎臓、膝、足首に関係します。足首廻しをすることで、関連部位が整い、排泄能力も高まります。

2021年04月号

 命の輝きがより発揮される春。三月は、教室の再開、群馬でのセミナー、ZOOMレッスン等と、日常に戻りつつの活動の月になりました。身体が開きだしているのに、抑圧的な世の中の風潮に合わせている気もないけれど、それでも自然に、行動が規制される方向に向いていました。そんな中、月に一度は意図的に外出しようと、人の減っている京都や山奥の三千院等、普段行きづらい所へ出かけていました。今回は何年かぶりで比叡山に行きました。

 関西初心者の私が今まで比叡山と思って行っていた所は、「東塔地域」と言われている場所でお山のほんの一部だった事を改めて認識。
 比叡山延暦寺は天台宗の総本山であり、比叡山頂から東側斜面にかけて、三塔十六谷三千坊と言われるほどの大寺である。三塔とは「東塔(とうどう)」、「西塔(さいとう)」、「横川(よかわ)」の各エリアを指している。

 滋賀県側から入山し、最初に行った「横川地域」という所は親鸞聖人、日蓮上人、道元禅師等名僧といわれた、方々が修行に入った地とされる所で、「日本仏教の母山」と言われる所以を感じました。
 落ち着いた場の気に包まれ、30分くらいで回れますと言われて入り、2時間近くもその場の気に浸りました。その後、西塔、東塔と巡り、閉山時間に近いころ「国宝殿」の見学。そこには、信長が比叡山を焼き討ちした時に、信長の家臣だった秀吉が、助け出したとされる「釈迦如来坐像」が、入ってすぐのところに祭られておりました。どのように助け出したのかと思うほどに大きな仏像です。

「国宝殿」という名は伝教大師最澄筆「山家学生式」の中に、

「国宝とは何物ぞ。宝とは道心なり。道心ある人を名づけて国宝と為す。故に古人の言わく、径寸十枚、是れ国宝に非ず。一隅を照らす此れ則ち国宝なり。」

という文がありそれにちなんでつけられた名だそうです。
 正に秀吉の行いそのものが国宝であると感じました。宝とは人の心にありという事だと改めて心に留めました。最澄は死に臨んで弟子たちに、

「我がために仏を作ることなかれ、我がために経を写すことなかれ、我が志を述べよ(私のために仏を作り、経を写すなどするよりも、私の志を後世まで伝えなさい)」と遺誡したと伝えられています。 仏教の何物も知らず、観光地として訪れた比叡山で、沢山の名僧が学び修業した地場が持つ、不思議なエネルギーに満たされ、自分の心霊に気づきを頂いた一日でした。

 春は水が入れ替わる時季と捉えます。新陳代謝が盛んになり、排泄作用が活性化されます。

 花粉症は目(脳と肝臓)鼻(肺と生殖器)皮膚(神経)喉(腎臓)等から古い水を捨てる症状です。冬の間に冷えが常態化している身体は後頭部がたるんで下がり、眠りや呼吸が浅くなります。後頭部の温湿布で汗を出し、すっきりさせましょう。 動きでは、股関節、骨盤の開閉弾力をつける動きが中心になります。


2021年03月号

 「きっと何かが起こっている」

 あれから10年何の解決もされていない福島で又もや地震!原発は大丈夫?とっさに誰もが思う事だったと思います。津波の影響はないと聞き少しほっとする。
 大阪の我が家も揺れました。震度が発表されないほどの距離でも10階の我が家の地震計代わりの明珍火箸がちんちんと鳴り、地震だよーと教えてくれます。

 福島第一原発にため置かれている放射能を含む汚染水を 海洋放出しようとしている政府や東電に対し、「反対、慎重」を求めて福島県内41市町村が意見書や決議を可決させています。グリンピース等も「原発周辺の汚染水にはストロンチウム90、炭素14などの放射性物質が含まれていて危険」という調査報告書を公表し海洋放出を批判しています。東電も「炭素14」が含まれていることを認めています。炭素14は半減期が5730年と長く全世界の人々を何世代にもわたって被爆させ、自然界の複雑な炭素サイクルに個体、液体、気体の状態で組み込まれるため様々な濃度で取り込まれる恐れがあると警告されています。

 福島第一原発だけでも処理不可能な問題がある中での揺れに人々の不安は、増すばかりなのは当然です。テレビで「福島第一原発は問題ありません」と流れても、「本当?かしら」とだれもが安心できません。日本の政府や電力会社はまったく 「オオカミ少年化」しているのですから。

 その上、原発事故で他県に避難している方たちの損害賠償裁判も未だ解決されていない状態の中での今回の余震です。
 群馬県内に避難した住民らが求めた裁判でも1/21東京高裁は、前橋地裁が国の責任を認めていた判決をひっくり返し、国の責任が否定されました。原発事故をめぐる集団訴訟は全国で約30件あり、国の責任有無が問われた地裁判決14件のうち7件は国の責任を認め、7件は認めないと判断が割れていますが、控訴審では昨年9月仙台高裁が国の責任を認め今回は2件目と成る高裁判決でした。「津波の予見可能性」をめぐり仙台高裁は地震本部の長期評価に重きを置いて判断し、一方東京高裁は土木学会手法の考え方を採用しての判断だった様です。土木学会手法の策定に必要な研究費全額(1億8378万円)審議のため土木学会に委託した費用(1350万円)全額電力会社が負担しており。公平性が疑問視されています。

お粗末な判決と言われるゆえんです。

 裁判ひとつとっても、被災者は何一つ守られず。それまでの生活を破壊されたままの10年です。自然界では余震というくらい10年は短いスパンでも、人々の暮らしにとっては長い10年です。「原子力緊急事態宣言」は今なお解除されていない被災地福島の方たちは、不安を抱えたまま過ごす日常の中での今回の地震に、どれほど恐ろしさを募らせたことかと思います。ストレス性パニックを起こした方もおられたと確認されているようです。世論を煽り、世界に嘘をつき復興していない「復興五輪」だの「聖火リレー」だのと言っている場合ではないと、見えない大いなる力からの警告のように感じてしまいます。

 オリンピックだ、コロナ禍だと目先のニュースに踊らされずに、我々の国は、火山国であり、どこにでも地震の危険性があるにも拘らず、50基以上の原発があり再稼働しようとしている政府。リニアだなんだのと山や地下に穴をあけ、水脈を断ち自然界のバランスを絶ちきる政策を進めている経済至上主義政策が全ての生あるものの命を絶っている事に目を向け、原発事故が払う代償や、自然破壊が招く弊害の大きさを危惧し対策を取ることが、命を守り、自然を守ることだと思います。
 人びとの意識の変革が希求されます。

3月は、身体も開きため込んだものを出し、生命エネルギーが発揚される時です。

 気分を開放し自然のエネルギーと共振し自身の生命力を高められるような呼吸で心身のバランスをとるようにしましょう。レッスンでは骨盤が開いて上がる時ですので骨盤の開閉運動前後左右の動きを整えます。肩甲骨の可動性をつけ胸を開ける身体を呼吸と動きで作ります。

2021年02月号

 コロナと寒さの影響で?家から出ないひと月でした。西中教室はヤルゾー!!とばかり頑張りましたが、7日に一回レッスンしただけで休講です。需要と供給のバランスの崩れですね。あとはZOOMに切り替え出来る人だけでも毎週心身を整えましょうとの呼びかけです。自分の為にも必須です。家にいてもテレビは見ないようにしています。テレビをよく見る人が不安感を植え付けられているように感じるからです。何がそんなに怖いの?

 インフルエンザとそう変わらないのにと思いながらも、連日感染者数と死者が出たというニュースで煽られていたら怖くもなりますね。キット。感染者数をきいても少しも建設的な事が無いのなら、コロナ被害を受けている人を助ける動きをもっと取り上げたらいいのにと思います。こんな中でも失業した人達のお世話をしている人達がいて、政治家よりよっぽど国民の事を考えている人達がたくさんいるのですから。

 政治屋さんたちは国会で営業時間短縮要請に応じなかった飲食店に対するペナルティを審議中とか?なんとお粗末な話です。そんな事より飲食店の時短が波及する、食品納入業者やそれに関わる人たちの仕事や生産者の被害額まで算出しての経済政策ではないでしょうか、全く「木を見て森を見ず」の政策が全ての事案に関して感じられ「しょうもない」としか言いようのない諦め気分です。

 このコロナ騒動の陰で、

「ゲノム編集トマトの流通販売が認められた」

 世界的に見てもこれまで市場に登場したゲノム編集作物は米国の「高オレイン酸大豆」だけ。世界で2例目のゲノムトマト(GABAを多く含む)です。ゲノム編集作物に関しては、遺伝子組み換え作物と同様問題点が多いが 国家戦略として取り組んできた「アグリイノベーション創出」という事で国家予算が投じられてきた背景があり、環境影響評価や食品や飼料としての安全審査も必要とされないまま表示義務もなく流通され、知らずに食卓に上がるという構図です。ゲノムや遺伝子組み換えに関しては、叉の機会に回して、言いたいことは、国を挙げてマスコミを使って大騒ぎしている時には、裏で不都合なことが決議されている場合が多いという事です。また政治批判と思われるかもしれませんが、「政治家や国は国民の平和や安全を守るという幻想」から離れて物事を見なければ、人々を不安にさせることも、危機意識を 植え付けることも簡単だという事です。何年か前に 「アラート」で危機意識を植え付ける実験もされている事を思い出してください。あれは何だったの?

 年明け早々鬱陶しいことを書きましたが、明るい話を一つ。芸人の松元ヒロさんが「週金」に乗せていた記事です。

 大阪の天満天神繁盛亭の様子、密を避けるために座席は市松模様で座ってもらうため、半分以上の席は空席でチケットは半分弱しか売り出しません。大阪らしいのは売らない半分の席を「あなたの笑顔で繁盛亭の客席を 盛り上げて下さい」と一ヶ月2000円で自分の笑っている写真をパネルにして市松模様の空席においてもらうという事をしているそうです。舞台に立つ人もほっとしますね。一か月2000円では、収入減を補う事は出来なくても、応援者がいてくれる安心感は大事です。因みに、前列二席目に鶴瓶師匠の笑い顔(パネル)がずっとあり演じる松元さんは天才になった気分だったそう。

 苦しい中でのあの手この手のやりくりは諦めない力を生み出しますね。

 2月は身体が春へ向けての準備を始める時期です。後頭骨が弛み、肩甲骨、骨盤と順に身体が開いていきます。 骨盤の変動はホルモン系統にも影響します。骨盤の動きを阻害する要因としては目や頭の疲労、足の冷え、食べすぎ、余分な気張りや筋肉のこわばりなどがあります。また足首の屈伸がこの時期に欠かせない体操法です。 アキレスは頚筋と関係し頭が疲れるとアキレスが縮みます。アキレス腱を伸ばすことで、頭への血行を整えられます。

 水をチビチビと飲み身体に染み渡らせることも大事です。

2021年01月号

今年も宜しくお願い致します。

新しい年を迎えられたことに感謝。

 2020年は、人智では解決できない問題を手のひらに乗せられ、自然の力の脅威を見せられた年だったように感じています。
 コロナウイルスの発生原因や目的・結果は何も分かっていませんが、地球環境の変化や人の暮らし方の変化が関連しているのだろうという事は想像がつきます。

 1964年に生涯を閉じたレイチェルカーソン。
 1962年(今から約60年前)に書かれた「沈黙の春」をずいぶん昔に読みました。環境の汚染と実態を告発したこの本を読んだ時の衝撃は、今でも鮮明ですし、自分の感性や考え方に強く影響を受けました。しかし、レイチェルカーソンについては何も知らず、他の本を読んだことが無かったので今回「センス・オブ・ワンダー」(P10)を読んでみました。

 心から地球、自然を愛し、その慈しみの想いがあふれ出るような感性が人の心を打つ言葉に表現されていて、生命の喜びを感じました。「レイチェルカーソンは地球の素晴らしさは生命の輝きにあると信じていた。地球はあらゆる生命が織りなすネットで覆われている。その地球の美しさを感ずるのも、探求するのも、守るのも、そして破壊するのも人間なのである。」と言っています。

「沈黙の春」を読んだ時には、理路整然とした内容と文章から地球の壊れ行く恐さが伝わったものですが、センスオブワンダーを読んで感じたことは、今本当に大事なものを守りたいという切なる願いが込められた、レイチェルのいたたまれない思いが発したメッセージだったのだろうと理解しました。

 破滅と荒廃へ突き進む現代社会のあり方にブレーキをかけ、自然との共存という別の道を見いだす希望を、幼い者たちの歓声の中に期待している。

というレイチェルはこうも言っています。


 もしもわたしが、全ての子供の成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることの無い「センスオブワンダー=神秘さや不思議さに目を見張る感性」を授けてほしいと頼むでしょう。この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中のなることなどに対する、変わらぬ解毒剤になるのです。

 時代で変わる価値観に左右されない、普遍の真実を感じとる感性の大切さを思います。
 そして、根本のところで共通するものを感じたもう一冊の本。
 イデオロギーの(はら)む危険を知り尽くした、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の「サピエンス全史」にも本当に大事なものは何なのかを考えさせられる記述の部分が多く、歴史書を幸福という観点から眺め、軸にした内容に目を見張りました。

『「現代にとって歴史は重要だからだ。読者にも新しい目で世界を見てほしい、先入観を打破してほしい、問いを発し、何が虚構で何が現実かを考えてほしい、人間は過去に支配されているがそれに気づいていないから歴史を学んで自己を解放してほしい」——それが、「現実をあるがままに見て、知る」のがモットーであるハラリ氏の願いなのだった。そしてそれが、現代の問題の解決策へつながるというわけだ。』

と、日本でのハラリ氏の通訳をした方の文章の中にありました。

 人の進化の過程で、「認知革命」「農業革命」「科学革命」という観点から現代に至る歴史の中で、何が「虚構」で虚構が生み出した「想像上の秩序」がもたらすものはどんな結果を生むのかという事を考えさせられ、又読み物としても面白く、人柄を感じさせる本でした。

 今年も色々な出会い、人も、本も、場、自然、全てのご縁が生命の輝きに繋がるよう願いつつ、本の紹介になりました。

 寒さが本格的になり、空気が乾燥する時期です、水分補給と眼(神経系)をゆるめることが大事です。鎖骨窩は、肺炎と咳の急所です、緩めておきましょう。冬の風を前から受けない様胸元はマフラーなどで防備してください。

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