2015.01.10
長い間さぼりました。
12月始め義父が危篤状態になり、遠方のレッスンはキャンセル、遠方からいらして頂くレッスンもキャンセル。
予定していたことが消化できるかどうかという切羽詰まった日々を過ごしながらのひと月でした。
それでも「松野迅バイオリンコンサート」に行き、姫路での「能のワークショップ」に行き予定していた遊びは熟しながら気分だけ落ち着かない日々でした。
義父は食事も取らず点滴で水分補給しながらの日々でしたが最初の頃は我々に何か伝えようと酸素マスクの中から一生懸命話しかけてくれました。
危篤という状態から20日間持ちこたえてくれる中で日に日にこの世の垢をすべてそぎ落とすように枯れていき96年の生を終えました。
亡くなった時には完全に「仏さん」でした。
何の拘りも囚われもなく「無」の状態で全うしたという言葉がそのまま当てはまる逝き方にあっぱれ生き切った命の終わりを見せて頂きました。
死ぬという事は生きるという事なのだと、つくづく感じた年末。
新たなる年を迎えどう生きるかということを考えさせられています。
一瞬一瞬を、日々を丁寧に積み重ねて行きたいと思います。
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