2014年 12月号
毎年12月になると今年も早い一年だったと、反省と自戒の思いを抱くのが、通例になってしまったようです。
平凡に思える日々の生活がどれ程、幸せでかけがいの無いものかを思い知らされるような自然災害や痛ましい出来事、不穏な政治の流れ等、今年も色々ありました。何事もなく暮らせているこの日々がいかに守られているのか、奇跡的に生かされている日々に感謝です。
今年は父を送り、イノチの尊さを改めて身近に感じその生き方と逝き方を考えさせられました。逝き方を思う時、今、この一瞬の生き方こそが「神である生命」の表れであり、その尊い一瞬をいかに大事に、丁寧に生きるべきかを考えさせられます。
新たなる年に向け、生かされている一瞬を丁寧に、そして意識的に日々を積み重ねられるかが課題です。
気が付いたら、取り返しのつかない状況に流されてしまっていたという事の無いように思考を意識化して行こうと思います。
この時期は、寒さの中で乾燥が進む時です。粘膜系の水分不足は目の疲れ、鼻水、咳、喉の痛み、胃の不調などに繋がります。
又、皮膚掻痒、腎、膀胱系の不調なども冷えと乾燥が原因します。足の裏を冷やさず、水分をこまめに取る事が冬の養生法です。眼と首の温湿布は、頭の疲れをとり、神経を緩めます。
体操としては、腰椎下部への刺激、腎、膀胱系への働きかけ、ドッグポーズ(上向き下向き)橋のポーズ、金魚運動等を入れていきます。
2014年 11月号
朝夕の寒さが増してきました。いよいよ紅葉が綺麗に山を飾り、自然に触れたい思いを募らせてくれる時期です。
この綺麗な里山の自然。春は若葉が、夏は緑が深くなり、そして秋、木々が色づき実をつけ一年を通して、鳥や各種の動物、沢山の生き物を守り育て、我々に幸せ感を与えてくれる里山。日本の漁業が盛んなのも里山の恵みを受けているからです。
荒れだしてきている里山を漁業者が守るという取り組みも何か所かで行われているようです。実生活で里山の大切さを知る人々は、山を守るためにいろいろ努力を重ねています。
しかし机上の計算であの山に太陽光のパネルを張ればいくらになる。と考える方やお国の方針で国土の13%近くが自然エネルギーと云われる物で不自然な山や、田畑にされようとしているのです。
先日電車の旅をしました。大阪から金沢方面へ向かう途中の車窓からの景色がもう変化していました。山の中腹が削られパネルが張られている場所を何か所か目にし、寒々とした気持ちになりました。
日本人の情緒をも育てる大事な里山の、田畑の自然があのような姿にあっちもこっちも削られている景色は痛々しい感さえあります。
「生かしあい」「共存」を一つも感じられない風景に、人間だけの都合で事を運べば、必ず最終的には、そのしわ寄せは人間にくる事になるだろうと思いました。
自然の恵みに満たされる実りの時期も終盤、植物も動物たちも冬への準備を整える季節です。人の身体も身が引き締まり、寒さへの準備を完了する時期です。
この時期は冷えと乾きによる水分不足が体液循環に大きく影響します。
11月は脳溢血が最も多い時期。水が足りないと血液の濃度が増し流れが悪くなるので頭への血行も不良になり血圧が上がりやすくなります。結果心臓にも影響します。
乾きの影響は皮膚、粘膜系に顕著に出ます。この時期は塩分と水分の補給が大事な時期です。眼や首の温湿布で、頭を疲れさせない、脳への血行を良くするという事を心がけましょう。足裏(腎臓)を冷やさないという事も大事です。
采佳ヨガ今月の動きは、脇伸ばし、腰椎下部への刺激、首を整える動き、等が中心です。
2014年 10月号
天高く~というのがぴったり気分に合う秋の空です。
空気も澄んで、気持ちまでスッキリしそうな爽やかさですが、同じ空を見ながら放射能の見えない恐怖の中で暮らしている人があり、空中に飛び交う電磁波の被害を受け苦しんでいる人がいるのが現実です。
実際に、我々の住んでいる場所が本当に放射能の害がないとは言い切れない日本です。魚を食べようが、野菜の産地を吟味しようが五十歩百歩です。
しかし、真実を知らされていないという事だけが分かっている中で、「福島は安全です」と云われそこで生活する恐怖、しかも中学生。これから結婚も出産もしたいと当たり前のことを願う世代の未来に対する恐怖は如何ばかりか?を考えさせられる資料を読みました。
また電磁波過敏の議員が議場での電源オフを呼びかけても受け入れられず、体調不良で議会を休んだことが懲罰の対象になった方の処分撤回署名が回って来ました。
日常的に不自然な状況を不自然と云ってはいけないような風潮のご時世です。「みんなで渡れば~」的に
みんなってなんぞや、数の原理か?と云いたくなるような昨今です。
4,50代より若い方々は80%の人がスマホとにらめっこしている電車の中、シルバーシートの前だろうが、電源オフ車両だろうが、お構いなし。
あ~~それこそ、みんな!感覚が、感性が、鈍くなって何が起ころうと人ごと見て見ぬふりの世の中になるのはたまりません。
秋は感性が研ぎ澄まされる季節です。空の青さや紅葉の素晴らしさに感動する心が残っているなら、この自然の摂理を乱さない暮らし方をすることがヨガですね。
朝夕の寒さに伴い身体が締まり捻じれてきています。弾力をつけ、捻じれても戻せる状態に整えておきましょう。骨盤、足首が緩んでいると冷えを感じます。L4の動きを整え、側腹を伸ばし、中心力を高め生命力を裡に集めましょう。足裏を冷やさず腎の働きも整えます。
2014年 9月号
ストレスの多い現代人。何かというと、「癒し、自分へのご褒美、認めてほしい。」そんな思いが充満している日常に、違和感をおぼえてしまう感覚はやっぱり意地悪かな~。
かの高僧白隠禅師さまでさえ、ストレス病的(うつ病のような)ものを患ったというお話ですが、やはり凡人との違いは、丹田呼吸法とイメージ法を組み合わせた呼吸法である「内観法」と「軟酥(なんそ)の法」で病を克服したということです。
今から300年前の日本人の智慧。「夜船閑話」が執筆されたのは禅師73才の時と云います。その時代に83才までの命を治めたというのはとても長生きです。
この本の中にある呼吸法こそ「反復律動性呼吸」という「和」の呼吸法として、能や謡でつかわれる呼吸だそうです。
「三呼一吸法」が基本になっています。三息使って古いものを吐き、一息吸う。そのような呼吸で「心(しん)」をコントロールする。やってみると解りますが、弛むための呼吸ではありません。むしろ、自分の呼吸をしっかり意識化して、力に変える呼吸法です。
「心(芯)」が分かる呼吸法です。
しかし、肋骨が拡がり上がっていなければ、行動エネルギーを発揚する呼吸にはなりません。胸を落とさず、肋骨が高いままで息を吐きます。NVSで声を出すためにレッスンしている呼吸法と同じです。
ヨガの呼吸法も色々な方法がありますが、やはり基本は「充分に吐く」ということです。取り込むことにばかり意識がいく事で不足が生じ、出すことをしない現代人にとってストレス病は自分に起因する病なのかと思います。
ストレスを感じると身体は捻じれてそれに対応しようとします。心理的圧力、辛いことを抱える時、耐える時、そして力を出す時には歯を食いしばり、顎が捻じれ、骨盤が捻じれます。大変な8月でしたが、秋の気配が漂う頃には身体の捻じれを調整しておきましょう(L3)。
汗が減ってくると、下痢や、鼻水が出やすくなります。足湯や腰湯などで、内攻した汗の処理をして、腎の負担を軽減しておきましょう。秋の早い時期にさっと治る風邪をひくと、夏の疲れが抜け身体が整いやすくなります。(D5,10、L1)の変動を整えます。
2014年 8月号
「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子著)がベストセラーになっていると、テレビで見ました。
著者は86歳のシスターです。テレビでのインタビューに答える様子は穏やかで、自然体、当たり前のことを当たり前に受け答えするだけですが、見ている人を安心させるオーラに包まれていました。まさに、呼吸力の大きさ以外の何物でもない。と感じました。
「置かれた場所で咲く…」というのはヨガでは「あるがままに」ということです、「許すということは相手から自由になること」だとおっしゃったのが「囚われない心」ということでしょうと、ひとことひと言ヨガの教えと照らしてお話を伺っていました。
同じ内容のことはヨガの教えとして、私も、われわれ仲間たちも口にしますし、宗教家や哲学者も同じようなことを言います。何故それが、人の心を動かしたり、素通りしたりするのかを感じながら見ていると、やはりその方の人間力、その方の生き方を通しての呼吸力なのだろうとつくづく納得できました。
本人を知らなくて本だけ読んでも、きっとお人柄というものが言葉の端はしににじみ出ているのでしょう。(まだ読んでいません)
呼吸力が強いということは生理現象と心理現象とを制御し感情コントロールが出来る状態であるということ。心の平安を目指すために呼吸をコントロールし、物事の捉え方を整理できたら、ずいぶん楽な心の状態を保てるのではないかと思います。
インタビューの中で彼女が面白いことを言いました。「相手に笑顔で接しても、相手から笑顔で返してもらえない時には、返るはずの笑顔を神様がポケットにしまいこんだと思うことにしている」と「ポケットの中身は神様が、自分より笑顔が必要な方に出して与えると思う。」
素晴らしい捉え方の整理の仕方だと感じ入りました。
「実際に起こった出来事」そのものだけを見て、その背景に囚われず、拘らない。そのような捉え方が出来たら平安はすぐそばにあるのでしょう。
8月暑さ真っ最中、呼吸力をたかめ適応力をつけていきましょう。呼吸活点を左右動で緩め腎、や消化器の疲れを取っておきます。夏は汗をこぴっとかき、汗の内攻に気をつけましょう。
数分のシャバーアサナが、何時間かの睡眠に匹敵するといわれています。寝苦しさも動いた後のシャバーアサナで解消しておきましょう。
2014年 7月号
先日、ブログに「生命即神」などと大それたことを書いてしまいました。
「生命とは一瞬一瞬の積み重ねの上になりたちます。
一瞬の何かの選択が違えば、繋がる次の一瞬が変化し、自分が思っていなかった方向の人生が、またその時々の一瞬の繋がりを作ります。
それでも全ては自身の選択です。
一瞬一瞬どの道を行こうがどの方向に向けられようが自身の生命、
すなわち神が選択実行した結果です。
今この一瞬が自分の未来への道。
何が起きようと自業自得の世界です。
今の思考が、行動が未来を創る。」 等と書かせていただきました。
が、本当にこの一瞬を大事に生きている自分なのか反省することしきりです。
思いと逆行する選択をしている自分がある時にその後ろ向きな行動は何だ?と思いますがその時の気分はそれしか選べない状態を作ってしまっているのだから、自業自得を認識し自身のイノチの働きと向き合うしか無いのです。
向き合った結果出した瞬間の積み重ねが生きると云う事なのですね。
丁寧に時を重ね生きたいものです。
夏の養生は汗を内攻させないということです。内攻させた汗は蒸しタオルで(首、足首等)温め処理をする。(汗をかいて背中から冷やされると下痢や風邪に繋がります。)
大腿裏(下肢第7調律点)を伸ばし呼吸器の働きを高めます。腰椎2番3側は腎、消化器の急所、左右運動で緩める。腰椎5番は呼吸力を高めます前後動で排泄系を活性化させます。
2014年 6月号
新緑の候5月のヨガしましょうはお休みしてしまいました。もっとも生命力の高まる良い季節を皆さまはどのようにお過ごしでしたでしょうか?
6月は梅雨どきで、じめじめした日も多くなりますが、身体の方も、水分が鬱滞しやすくなります。身体がおも重だる怠い、気力が出ないなど皮膚呼吸がスムーズにいかないことでの問題は、しっかり汗を出す工夫でふせげます。
気分の方から引っ張ってうつとう鬱陶しさを吹き飛ばしましょう。雨に洗われた綺麗な空気、時には虹も見られるかも? 雨の中で生き生き咲き誇るアジサイ、あやめ、かきつばた、そして芍薬。ほたる。梅雨時にこそ楽しめる事をたくさんみつけて季節を感じましょう。なにしろ、感動する心、ワクワクときめく心の使い方が私たちの生命力を喚起し、ぼ呆けやうつ鬱などから解放される道だとか。
誕生日の回数はどんなに沢山重ねても、心と身体、頭を年相応等といわれる状態にする必然性は全くないですね。腰が痛いとかどこか悪いなどと病院へ行くと、医者に「年相応とか、加齢によるものです。」等とあしらわれた話を生徒さんから聞きます。そんな時私は「それはやぶ医者ですね」とはっきり言います。年のせいで片付けられたら、希望がないではありませんか? 治しようがないから諦めなさい。といわれているようなものです。生きている間は筋肉だって、骨だって内臓だって変化します。変わりようがあります。治りたい気持ちを踏みにじる医者はヤブでしかありません。
梅雨時の養生は、しっかり汗を出し、排泄力を高める。呼吸力を高める。
身体の焦点は腹部第5調律点(痢症活点)、肝臓、膝、脚の裏筋肉、側腹部、内股部などを整える動きになります。
2014年 4月号
今か今かと待ちわびていた桜が開きだしました。
いつでも咲ける状態でエネルギーをため込んで、花開くタイミングを計っているような木の下で早く気温が上がれば良いねと話していました。
毎年毎年、忘れずに、自分にちょうど良い花開く時期を見計らって咲いてくれる桜。お日さんの様子、気温、地温全ての条件がぴったり合った時に咲いてくれるのですね。
私たちもちょうど良い時ちょうど良い分ちょうど良い事をした時にバランスがとれ安定します。「機度間」の法則です。アサナもプラナヤマ(呼吸、食、智)も冥想法も、そして生活の仕方、思考、行動、にも自分に適した方法と、時期と、間合いがあるのです。
すべての事において、自身の機度間を把握することが、自分と周りとのバランスが取れ、安定へ向かう道なのでしょう。
春は気が上がり、うきうきと生命力が躍動感を発揮できる時です。上がる気にはしっかりと拮抗する下がる気も必要です。エネルギーバランスをうまく取り、心と身体を一つにまとめて、躍動しましょう。
冬の間にため込んだ、余分なものが解けて排泄される時期です。この時期の軟便はあまり心配することはありません。肝を養う青い野菜や、芽の物、野草、山菜など体内毒素の排泄に協力するものを食事にとりいれ、体の内部から整えていきましょう。
身体の調整点としては腹部第1,4,5調律点、D3,4,5,7,8,9,を整え、腰、腕の伸、足首、股関節の弾力をつけておきます。
2014年 3月号
3月4月は別れと出会いの時期でもあります。身体の働きでとらえるなら冬の間にため込んだ色々なものを排泄する時期、新たなる生命の目ざめの時期とでもいえると思います。
先日、周平先生の「ナチュラルボイスヨガ」がある雑誌でストレスをゼロにするという企画で「人間関係が良くなる声ヨガ」として取り上げられました。
春は人間関係の変化も影響してストレスを感じやすい時期でもあるのでしょう。なぜ、人間関係がこんなにも難しいの?と考えてしまいますが、お互いの違いを認め合えない事と、自分のあるがままを出せないということが大きいのではないかと感じます。
「あるがままの自分」というものを自分自身が受け入れる事が出来ない人が、多いようです。だから、ネットなどのカウンセラーが、「あなたはあなたのままで良いのです」なんて言ってくれると、ようやく安心できた気がしてしまうのですね。
自分は自分でしかないし、今日も生かされている自分なのだから「自分は自分で良いし、あなたはあなたで良い」のは当たり前。其処がゆらぐと、人の評価や、思惑に迎合したり、屈するという事になり自然体でいられなくなるのではないでしょうか。
自分の側に見てもらいたい自分があり、見せたくない自分があるという思惑が先にあるのかもしれません。
自然体でいられたら、少なくとも人的ストレスは軽減する筈です。無理をすることをやめ、自分を認め、自分の呼吸をよく観察するようになれば、「自然体自然心」に近い状態というものを認識するのは難しい事ではありません。
「不自然体不自然心」はストレスを生み出します。どの状態が不自然なのかという事を感じる能力は体の声を聴く訓練から実現させるのが近道です。頭で考えることをすこし横へ置いて感じる世界をひろげ、深めて、自分の気持ちが良い状態を追及してみましょう。
知らずに凝り固まった体と心がほぐれていきます。ほぐれて初めてストレスに気づくという事も。
先日ボイスヨガで、身体の中身をグスグスに揺らし、「イヤイヤ」のような声をだし続けました。後のすっきり感、さわやかさは何とも言えず、嬉しいような楽しいような解放感でした。
もしかして、私も良い子ぶって、イヤという事を言えないでいたのかしら。
采佳ヨガ3月は骨盤の可動性をつける。首を緩め、肩甲骨の可動性をつける事をします。春は骨盤が開いて上がる時期ですその急所はL4とL4、4側の呼吸活点です。また花粉症やアレルギーといった症状も呼吸器の働きがうまくいっていない状態です。肩甲骨内縁を緩め、D2~D5のつかえをとっておきましょう。
2014年 2月号
ベランダの梅の鉢植えに沢山の蕾がついて、開くのを今か今かと待っている気配が感じられます。
これが梅の精気なのかとこちらまでわくわくします。生きるエネルギーというのは気持ちが良いものです。赤ちゃんをみて誰もが笑顔になるのも、イノチの働きが満ち満ちて精気が溢れているせいでしょうか。そばにいるだけで元気をもらえます。
どの人の中にもある生きるエネルギーに少しの邪気も入れずに、良い気だけを取り入れ、発散できる自分でいたなら自他共に幸せ波動が循環し素晴らしい人的環境が作られるのですね。
ストレスの多くは人的環境だと聞きますが、まずは自分自身の波動を整えることから始めたら、ストレスとは無縁の生活が送れるはずです、環境ストレスの中には、暑い寒いを始めとして気候の変動ということも一つに挙げられます。これは体が変化に対応しきれないということですが、そこで力を発揮するのがヨガの養生法であり先人の知恵が詰まっている手当法です。
2~3月は後頭骨から肩甲骨、骨盤の可動性が変動する季節です。変動によって停滞していた不要物や凝り等が動き出す時期になります。この時期の風邪や花粉症は水分を身体にうまく取り込むことで緩和されます。また身体の凝りや偏りは首、鳩尾を緩めて腹を中心に身体をまとめて使うことで整える事が出来ます。気の発散が盛んになる時でもありますので生命相互の共振共鳴作用が高まります。共鳴し合えば生きるエネルギーは増幅され元気が発揚されます。
2014年 1月号
明けましておめでとうございます。
今年は良い年にしたいです。
「アヒンサー」基本の基です。
しっかりと、自分の目を見開いて、正しくものを見、判断して行く事が、とても大事になってくる今年だと思います。周りに流され皆が無関心でいては、守るべきものさえも危うくなるような気配を感じます。
「殺さない、殺させない」ヨガの大事な教えです。ヨガをしていれば、世の中の事はどうでも良いというのは自分勝手なヨガのように私は思います。生かしあう知恵の中にこそあるのが宗教心でありヨガだと思います。
今、各宗教者の方々が、政治に利用され過去の戦争に加担してしまったことを悔い、改めるべく宗教、宗派を超えて、命を守るために、平和と憲法擁護の為に、反原発にと様々な活動をしています。残念ながら沖ヨガ仲間では、社会の動きに関心のある人が少ない気がします。こんなに命がむしばまれている社会だというのに。
「生きている宗教」という沖ヨガの本が、私が最初に読んだヨガの本です。「生命即神」全てはそこから始まりそこへ行く道です。
養生法
季節としては最も乾く時期です。体が乾くと喉、鼻、気管などが過敏になり、腎臓にも影響してきます。水をちびちび飲み、乾き対策をしましょう。お風呂に入りながら水を飲むと吸収されやすいです。目の疲れや乾きは頭を疲れさせ、胸鎖乳突筋、鎖骨窩を固めます。目の温湿布をしましょう。教室では眼、首と上肢、肩甲骨を緩める動きが中心になります。
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