母音にはそれぞれ性質があり、母音によって体の使い方や気の流れが変化します。それぞれの母音の働きや特徴を使い、声を変える、体を調える、呼吸を調える、などの身心開発をします。
母音の使い方で、声や体だけでなく心の状態も変化します。普段は色々な母音を万遍なく使っているので、特に意識することはあまりないことでしょう、でも、特定の母音だけを出し続けてみると、自分の変化によってその性質が分かってきます。
母音の性質
ヨガや各種宗教で使うマントラでも心身の開発のために母音の性質が使われています。
《あ~すんだすんだ》とホッとしますが、《お~すんだ》とは言いませんね。「あ」には明るく開放的な性質があります。また、体の前側を伸ばし、消化力を高め、心を明るく軽くする働きがあります。
他の母音にもそれぞれに独特の性質があるので、この性質を使って心や体、そして声を変化させ、より良い声、より良い心と体の状態を実現するための手法として母音メソッドを開発しました。
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