2014.08.26

宮津での豊田NVYセミナーのことをブログにも書きますと書いていながらきれいに忘れていました。
会報9月号の畑日記にセミナーの様子、というより台風の中の天橋立観光の話をかいたので、ここでも紹介します。
8/9~10は豊田のナチュラル ヴォイス ヨガ セミナーを涼しい宮津に移して、楽しみ半分のセミナーにしようと、参加者10人のつもりで計画を立てました。
お盆近くはそれぞれに忙しく、参加できない人もいるだろう。少しは減るかなと思っていたら、当日は台風の直撃。新幹線もやばくなって、結局は3人と私。でも結果はとても楽しいセミナーになりました。
8月8日、一人で一日早く着き、皆の食糧確保に畑で収穫。曇り空で作業が楽だと、喜んで作業着に着替えた途端ドシャ降りに。片手で傘を差して、スコップを使ってのジャガイモ掘り。そしてトマト・ピーマン・キャベツを収穫。キャベツはよく巻いていて初めてうまく行った。少々小ぶりだけれど店に出しても恥ずかしくない。苗を植えたときにニームを撒いておいたのが勝因だろう。それから人参と大根も人数分を収穫。
部屋に戻ると、豊田から車を飛ばしてきた畑さん夫妻が到着していた。空は雨で煙り、いつも見ている宮津湾の対岸の景色は見えない。明日は塩見さんが到着して天の橋立を見に行く予定。台風はどうなるだろう。テレビではまだ四国にいて時速15Km/h。ゆっくりと宮津直撃のコースだ。今回はちょっとヤバいかも?
9日昼前、宮津駅まで3人で塩見さんを迎えに出る。雨の影響で電車が遅れているらしい。まずは新鮮な魚を安く食べられる富田屋(とんだや)に案内、と決めてはいたが、土曜日のお昼の時間帯は混むかもしれない。20年ちかく顔なじみの食堂のお姉ちゃんに相談に行くと、ノドグロの焼き魚定食を11時40分に出来上がるようにしておくよと親切な対応。このノドグロという魚、魚屋ではグラム単価は鯛と同じで結構高い、でも脂がのって味のいい魚だ。
人数が減ったので席の確保はまあ大丈夫。私一人が4人分の席を陣取るうちにだんだん店が混みだし、立って順番を待つ人が増えてきた。時間になっても電車がなかなか着かず、一人で座っているのがきづつなくなり、出来上がった定食を3人で食べ始めると、やっと塩見さんが到着。人数が減ったけれどこれで4人全員がそろった。時々雨がパラパラするけれど本降りにはならない。風も強いけれど、まあ大丈夫と食後すぐに天橋立観光に出発。
日本三景の一つ「天橋立」は、宮津湾を南北に仕切る細長い砂州で、全部が松林。南の端には文殊菩薩を祀る文殊堂のある「智恩寺」があり、そのすぐ脇には「回転橋」があり、仕切られた内海に舟が入れるようになっている。
観光の土産物屋にならんで、餅にアンコをかぶせた文殊の「知恵の餅」を食べさせる店が4軒並んでいる。昔ここで大人数のセミナーを開いたときに全部の店の餅を食べた豪傑(女性ですが)がいて、その人が一番おいしいと太鼓判を押した店に案内し、知恵をいただいているうちに少し雨が強くなってきた。
橋立を1時間かけて歩いて渡るのは無理。橋立の反対側、北の端からも見て、渡ったことにしようと、車で約20分の移動。風はだいぶ強くなってきたけれど小雨の中、北の端からさっきいた文殊さんの方向に松林を少し歩いてみる。いつもはこの季節に歩くのは暑くて大変だけれど、今日はとても涼しい。風に押されて飛ばされそうになるけれど、追い風でとても楽チン。休日にもかかわらず観光客はほとんどいない、台風だもの。
橋立は幅が狭く、右も左も海。左側の外海は強風で波頭が白くはじけている。歩くうちに空が明るくなり、雨が全く止んだので、このまま文殊さんまで歩いてもらうことに。私は車に戻り先ほどいた文殊さんのあたりまで迎えにいく。文殊で落ち合った3人は貸切の天橋立を涼しく堪能できたと大喜びだった。そして車でもう一度北の端に移動して、元伊勢の「籠の神社」その奥宮の「真名井神社」と楽しむことができた。
夜は魚屋に頼んでおいた刺身と昨日収穫した野菜の蒸し物、そして宮津産のワインでカンパ~イ。
明けて10日、朝はセミナー。これはきっと畑さんが報告してくれるだろう。足の遅い台風はまだその辺にいるらしく、台風真っただ中、セミナーの後は伊根の舟屋観光。他の観光客は皆無、貸切状態。雨は降らず体が飛ばされそうな強風。何か飛んでくる恐れはあったけれど、とても涼しく名所を回ることができた。舟屋あたりのカモメは、風に逆って前進しようとする奴、堤防に止まって風に押されて後ずさりしている奴、風にまかせて大滑空を楽しんでいる奴、色々なタイプがいて面白い。海抜0mの舟屋の後は海抜569mの成相寺に上り、お寺参りとそこから見る天橋立の「飛龍観」、大内峠の公園から見る横一文字の「一字観」、夏はいつも景色が少し曇って見えるのに、台風のおかげでどれもクリアで涼しい。予定の昼ごはんは台風で休業。そのまま昼抜きで帰路についた塩見さんは、電車が止まって京都で一泊、帰宅できたのは次の日の昼過ぎ、ご飯にありついただろうか。
11日、あと1泊した畑さん夫妻と畑に向かう。
畑さん夫婦は農業経験が深く、とても手早い。見る見るうちに畑の草が減って、今度来る時まで家で食べるジャガイモを掘り取り、僕の目では見つけられなかった手頃のキュウリや大きなカボチャを4個も見つけてくれた。月末に来る予定だけれど、カボチャくん、腐らないで待っているんだぞと、畑と畑さん夫妻とにお別れ。
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