2013.01.14
1月4日のブログに書いた、関西連合会を率いていた吉川氏の他界によって指導兼運営の責任者がいなくなり、考え方の違いから自ら辞任した会に舞い戻らざるを得なくなりました。
突然降って湧いたような世話役を戸惑いながらもやり、自分が行じるヨガ、それを伝えるヨガ、そしてそれを個人にではなく団体として伝えるヨガ、それぞれに別な観点が必要であると痛感するようになりました。
この記事の読者にはこのNPO国際総合ヨガ協会やその前身時代に属しておられた方がたくさんおられますが、生かし合うことこそヨガのはずなのに、ここ十数年もめごとばかり起こしているこの団体はいったいなにをしているのだろうといぶかる方も多くおられることと思います。
この際、関西連合会の新しい出発のためには、今までどんなことが起こっていたのか、自分の反省も含めてことを明らかにしておきたいと紙面をいただくことにし、会報の連載記事の「ヨガ考」1昨年7月の記事をそのまま転記しました。
和気愛会2011年7月号
ヨガ考 1
沖ヨガの創始者、沖正弘先生が主催して1980年に開催され、各国から延べ8千人が参加した国際総合ヨガ世界大会は数年前からその準備が始まり、当時沖ヨガを世に広めようとしていた弟子たちや関係者を集め、参加者の受入れ団体として国際総合ヨガ日本協会が組織されました。
この団体名は世界大会の開催のためにだけ作られたもので実際には全国の協会としての機能は何もしていませんでした。しかし、1985年に沖先生が亡くなられた後、このまま沖ヨガが廃れることがあってはいけないと多くの方が感じ、日本協会の下部組織として各地で連合会を組織し、ヨガの先生や関係者を集めた団体ができてきました。
ヨガブームの追い風もあり、それなりに会として発展していきましたが、1995年オーム真理教の地下鉄サリン事件をきっかけに大きく流れが変わることになりました。特に関東では多くのヨガ教室が経営できなくなるほど一般がヨガを奇異の目で見るようになりました。今ではそのようなヨガへの印象は全く払拭されましたが、ヨガを伝え広めていこうとする人たちにとっては大きな試練であったと思います。
一時期、求道実行会(沖ヨガ道場)の代表役員になった漆畑芳悠紀氏と鴻巣氏、そして現在道場を運営している役員側との間で、役員や代表権を争う裁判が始まりました。そして、宗教法人として機能しなくなっている沖ヨガ道場の代わりの機関として、1997に「沖ヨガ活動をすすめる会」が組織されましたが、時を同じくして任意団体の日本協会を嵐のように巻き込んで数年間にわたって多くの関係者の人間関係をずたずたにした、詐欺師の石井隆裕がしかけた「ほほえみは愛」詐欺事件が始まり、翌年にはその詐欺事件を加速させた珠数泰夫氏が石井隆裕の指示により、自身が会長であったこの日本協会とその下部団体の関西連合会から全国の多くの会員とともに突然脱退し、その時以来関西連合会はずっと問題を抱え続けてきました。
その2年後には私も関西連合会の役員を辞任し、会員としても退会をしました。そしてその直後に、宗教法人としては勝訴して復活したものの民事裁判を漆畑氏と戦わなければならなくなった沖ヨガ道場の裁判を終結させるべく再出発する役員のメンバーになりました。
沖先生が亡くなってこの(2011年)7月25日で26年経ちます。
25年前に関西連合会を作るメンバーの一人として参加し、11年前には沖ヨガ道場の役員になり、どちらの時も沖ヨガが広まるような良い会として育ってほしいという願いが強くあったのにそのことに十分な力を発揮できないまま来てしまったという思いが強くあります。このあたりの歴史を自分の反省とともに沖ヨガのメンバーにも伝えておきたいと思います。
何かと色々な問題ばかりが起こるとんでもない会のように私も表現してきていますが、私もその中の一人であり、決して例外ではありません。このヨガの会が新しく出発するために私が力を出さなければならないのなら、まず私自身の垢を洗い流す必要があるように思えるのです。団体の中で働くということは大きな責任を持っている、ということの認識が今まで不足していたように思えます。
このサイトのリニューアルをして、記事の載せ替えるためののチェックをしていると、色々手直しをしたくなります。
ヨガも人の行うものだから、正しく取り組まないととんでもない方向に向かっていく。例えばオーム真理教もヨガの団体でしたがとんでもない方向に進んでしまったように、正しい生き方を説く宗教団体自体が詐欺事件を起こしたり、社会問題を引き起こすというようなことが時々あります。沖ヨガにはそれほどの事態は生じませんでしたが、それでも詐欺事件に巻き込まれたり、代表役員が法人を利用して自分の利益を得るというようなことが起こってしまいました。
このblogは2013.01.14 の記事ですが、このヨガ考の記事の続編を連載で会報に掲載していたので、2021/7/30の今晩ですが、何回か分の記事をここに追加しておきます。何かの折に目に触れて沖ヨガを行ずる人の目にとまり、人の性質に目を向けていただくきっかけにしていただきたいと思います。
《ヨガ考 2》以降の記事は《沖ヨガ》のカテゴリーの投稿に掲載しています。
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