沖先生の思い出

入れたら出す


 沖先生の思い出のほとんどは道場体験記になってしまいます。会報 ”和気愛会”(210-1703号)の掲示板の中に少しだけ道場のことを書いたので、それに少し加えて転記しておきます。

 今はもう無くなってしまった沖ヨガ修道場では、早朝から夜中まで常に意識をして暮らしなさいと、様々な訓練を課されていました。中でも “出す” ということに関しては多くの面で色々な方法で訓練が行われていました。

 まずはウンチを出せ~、「便秘の奴は精神的便秘だ~」と沖先生の檄が飛びます。

 言われて出るものでもないですが、なぜ出ないのか自分を見つめ直す大きな材料になります。当たり前ですが便秘薬は一切使いません。断食をしている人にはいわゆる薬ではなく水分の吸収を抑えるものや浣腸なども併用していましたが、鍛錬班のメンバーにはそのようなものは一切関係なく、朝の浄化体操で腸の動きを良くして出すという一番の正攻法を毎朝全員でやっていました。

「取り込むな、もらうことばかり考えるな」

「入れたら出せ~」「もらったら与えろ~」

「知識もお金も体験も、いただいたら出せ~~」

そして、特技を持つ人には、
「持てるものを出せ、それを指導せよ」と突然行法をさせられます。

余談ですが、「便秘の奴は精神的便秘だ~」、に似たタイプの表現で、

「近視のやつは精神的近眼だ」という言葉もよく聞きました。

また、心の中や頭の中に入ったものを出すため、道場に入門したときには《自己反省文》、退所するときには《総合感想文》、毎日の《体調報告》、そして各行法の《感想文》、とひたすら書くことばかり。

《自己反省文》は自分を振り返り、幼児の頃から現在に至るまでを思い起こし、特筆すべきところを書き出しました。昼食後の長い休憩時間や夜皆が寝静まってから書くのですが、結構時間がかかってしまい、他の毎日の感想文と並行して書いているとなかなか進まず、退所時の《総合感想文》とも並行して書いていたりと、毎日毎日空いた時間は書き続けていました。

 まあなにしろ道場生活は刺激的で面白いところでした。ということで、《気づき》もいただいたら他の方にお分けできるよう、より良い表現ができるよう取り組んでいきたいと思い、会報では自分の気づきを表現し、会員の皆さんにも気づきを表現してくださいとしょっちゅう言っており、毎号気づきを投稿される方もおられます。

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