2017.01.27
10代の後半、当時横浜に住んでいた従兄と始めて会った。
その時の感激というのは今も鮮明に覚えていて、淡い恋心のようなものを覚えた。
感性がすーと溶け込むように解りあえることが嬉しくてたまらなかった。
彼の妹は私とそっくりの顔立ちで、彼らとの不思議な血縁を感じたことを今でも覚えている。
その後、其々に結婚し、実家の事情もあり何となく音信不通の40年が経ってしまい、折につけ思い出していても大企業の重役になっておられる様子の従兄は、遠い存在になってしまっていた。
去年の暮れに、木村の従姉の訃報が入った。
やはりこちらもわざわざ連絡するという間柄でもなくそれぞれに暮らしていたのだけれど、
木村の子供のころやはり憧れの存在であり慕っていた従姉だったという事で、突然の訃報に相当ショックを受け、何日か気力が失せてしまっている彼を見ていた。
そして年末の掃除のときに出てきた一枚の絵葉書。
「明日死んでもいいように、百まで生きてもいいように、会いたい人には会っておこう。やりたいことはやっておこう。少しは貯金もしておこう。」そんな文面に妙に納得。そうなんだよ!!
そんないきさつを自分への弁明にして、ネット検索。
ヒットした写真を見て確信。彼に間違いない。
という事で、連絡してみました。
電話の声は懐かしい当時の声。話し方も同じソフトさ。
一瞬にして当時へタイムスリップ。
血縁のなせる業でしょうか?
顔や体は、年相応の私ですが、気持ちは昔の憧れ満杯。
「親たちも亡くなり(私の母は生きています)、少ない親類、いろいろあったけれど大事にしましょう」とメール交換まで行きつき、胸のつかえが降りたような、
なくしていた宝物を見つけたような幸せ気分です。
やりたいことはやっておこう、会いたい人には会っておこう、明日死んでもいいように暮らしたい私です。
百まで生きるには貯金が足りなすぎ~~
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