2016.05.17

連休後半は宮津に行ってきました。
相方は前半1日から行って畑づくりをしていました。
私は息子が東京から車で来ていたので、家でゆっくりおしゃべりタイムでした。
彼は連休の合間をねらって、必要時間のみで動ける時間帯を調べ上げて来阪していたので、帰りも予定通りに出発できるよう協力しようとしていたのですが、突如歯医者へ行かなければいけない状況に追い込まれ、18時~21時まで3時間ものロスタイム。
何とか大至急の夕食22時。
食べてすぐの出発と相成りました。
しかし、ネット社会の威力とでも言いましょうか、彼は明け方4時半には東京郊外の自宅へ到着。
休みなしで走ったのかと思う速さでした。
それならと、私も渋滞情報を調べ上げ、宮津までバスで行くには何日の何時のバスが良いか計画を練り、4日の9時過ぎのバスに乗りました。
思った通りバスは多少の渋滞はあったもののほとんど予定時間通りに宮津インターを降りました。Butここで、番狂わせ。
インターから天橋立駅までなんと2時間もかかってしまいました。
フツーに走れば10分ぐらいの距離です。
インターを降りてからの一般道の渋滞まで調べていなかった私の敗因でした。
結局マンションの部屋に着いたのは16時過ぎ、バスに乗ってから6時間以上もかかってしまったのです。
東京へ帰った息子と同じ時間かかっての宮津への旅になってしまったのです。
その日は疲れ果て腰は痛いしハードな一日になってしまいました。
翌日はいよいよ畑です。朝から弁当を作り前回植えたジャガイモがどうなっているか楽しみにでかけました。
途中の山の中の景色は藤の花が色々な木に蒔きついて咲いています。
蔓を巻かれ花をつけたように見える木たちは藤に乗っ取られたかの如く、全く「藤」の木になっていました。この時期だけ分かる藤の存在証明に山は見事な美しさです。
畑ではジャガイモの芽かきと草取り。
草と云っても、蓬とスギナがほとんどで、スギナ茶はカルシウムの宝庫だし、蓬は浄血作用があるし、草も捨てられないとばかり抜いた草もお持ち帰りです。
アスパラが何本か、ニラを山ほど、畑作業に疲れるとその辺をブラブラしながらワラビ、蕗を摘み畑でその日の食糧調達です。
なんと素晴らしい生活でしょう。
何より良いのは山の景色と空気です。
夜まで居れば、満天の星空です。
大阪から2時間半も車を走らせ、収穫にあまり期待もできないのに一生懸命畑をするなんて、と思う事もあります。
近くで収量に見合った畑をする方がとも考えますが、山の中に入って過ごす時間がどれ程贅沢な時間か、気持ちのゆとりを取り戻すのに必要なひと時になっているのかを今回は強く感じました。
イノチの喜びは、自然との調和の中にこそあると感じた山の中の空気でした。
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