2012年-01月 (No.149)
絵に描いた餅はいらない
将来も死に様もしらない
その時が来れば味わう
ただ 今を謳歌する
このためにこそ生きる
食えようが食えまいが
今を生きる
この今 今を感じ続け
将来の今がある
今より美味い将来はない
2012年-02月 (No.150)
古い名簿が出てきた
長く会ってない人
意識の外になっていた人
頁ごとに甦る
でもあのときどう行動すればよかったのだろう
関わりきれなかった
いや 関わりきらなかった
同じ間違いは繰り返したくない
2012年-03月 (No.151)
あぁよかった と安堵する
でも すべては表裏一体
安堵があるということはその裏に心配がある
状況が変化して安堵が生まれる
心配の種は心の奥深くにひそみ
水をやれば芽を出す
種ってなんだろう
その種こそが私の弱点
失敗よりも安堵から学ぶことがある
2012年-04月 (No.152)
このところきれいな女性が増えたように思う
春の陽気のせいか
それとも 化粧の流行が変わったか
相対年齢が下がったか
いや 僕だってまだまだ
きっと齢のせいではない
心のきれいな人が分かるようになったんだ
2012年-05月 (No.153)
背筋を伸ばす 視線を真直ぐに歩く
眼を据える スタスタ歩く
心がウロウロしない
自分が動いているようには思えない
景色の方がやってくる
自分には何も起こらない
人生も こんなのかも
2012年-06・07月 (No.154)
黙々と草抜き
静かに沈潜しているつもり
でも気が付くと騒がしい
頭の中が大騒音
外を見渡すと静かになった
これって心が騒いでいたんだ
そうか・・・
静けさに耳を澄ます
2012年-08月 (No.155)
When you wish upon a star
見上げてごらん夜の星を
Beside a garden wall, when stars are bright …
星はなんでも知っている
Twinkle, twinkle, little star,
キラキラ光るお空の星よ
星はいつも憧れ
2012年-09月 (No.156)
十代、五十年も前にドイツリートに出会った
楽譜の前書き 畑中氏の言葉
ドイツリートは“sehnsucht(憧れ)”
シューベルト ベートーヴェン リヒャルトシュトラウス
レコードがすり切れるほど聴いた
こんな歌を歌いたい、こんな風に歌いたい
憧れを歌いたい
あこがれて生きていたい
憧れにあこがれたい
そのための体、そのための健康
そのためにこそヨガをしてきた
やみくもにやっても
辛抱強くやっても
憧れはいつまでも憧れ
憧れは遠くに
いつまでも憧れ
2012年-10月 (No.157)
奥秩父の富士見平
山小屋のご主人と奥さん
六十歳を過ぎて昔通った山小屋にもどった
荒廃した山小屋を夫婦で復活して一年半
ここからひとり鷹見岩に上がる
山々を見渡してつぶやく
全部俺のものだ
これぞ体感空間の粋
四季の彩りにかこまれ
若人たちを世話し
美味いものを食べさせる
いい生活だ
2012年-11月 (No.158)
姿勢をととのえ 体をつかい
頭をつかい ボケず健康
もっと声がわかり
呼吸をものにして
いい空気を吸って
畑でいい食いもんを作って
気持ちよく暮らして
親の面倒ももっとたくさん
あ~ぁ みんな自分のこと
余裕のない奴だなぁ
もっと人のことを構う
広い心も欲しい
2012年-12月 (No.159)
いいもの見た
姿の美しい人とすれ違った
心が美しく見える
気持ちが和む
自分もこんなだったらいいな
映画の中ではよく出会うけれど
街中では滅多にいない
服装 表情 姿勢
どこが違うんだろう
周りの空気まで微笑んでいた
→ 思いのまんま集
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