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クムバク力

クムバク力

クムバク力

「クムバクりょく」 と読んでください。「くむばくか」ではありません。

「クムバク」は元々インドの言葉で、息を止めるという意味ですが、日本語にしたとき
人によって読み仮名の付け方がまちまちです。私は「クムバク」と書きますが、クンバカ(くんばか)とかクンバッカとか色々に書かれています。

その上カタカナの「カ」と漢字の「力」(ちから、リョク)とが似ているのでどうも調子がよくありません。

それに、「クムバク」に「力」(リョク)をつけた言葉も多分あまり言われない言葉です。

よく覚えていないのですが、沖先生が使われていたかもしれません。ひょっとしたら私の作った造語かもしれません。

クムバクは吸った息でも吐いた息でも、息を止めるということですが、呼吸法の中に入れることもありますし、ポーズやムドラの最中にやることもあります。

その際、息を止めると同時に、起立筋、肛門や骨盤底筋、そして横隔膜なども動員して、意識的に頭寒足熱、上虚下実の心身統一の状態を作り出します。

ただ息を止めてもクムバクと呼べなくはないですがそんなやり方はまるで意味がありません。

まだ20代の頃、沖先生からは丹田力を高めよ、といつも言われていましたし、クムバクをしたときにはその力が高まること、そしてその状態が動禅と深い関係があることも分かっているつもりでした。

32歳からヨガの指導を始め、朝から晩までヨガ漬けの生活になっていた頃、1980に沖先生が主催したヨガの世界大会が開催され、サッチダナンダやアイアンガーといった世界的なヨガの指導者も参加して講演・講習を行いました。

京都の宇治にある黄檗宗万福寺の「青少年文化研修道場」が会場になったので、関西在住の私は裏方として会場を飛び回っていましたので、聞けない観れないプログラムも多かったのですが、ドタバタと走りまわっている最中に、アイアンガー師がポーズをしているところに通りかかりました。

参加者がアイアンガー師の周りにかたまっているその後ろからのぞき込むと前屈のポーズの最中でした。

足を止めて見ていると、一つひとつの背骨の間が広がり、骨の上の皮膚も一緒に伸びていくのが見え、見ている全員が「オーッ」と声を上げました。

すごいなぁと思い、その夜、宿舎になっていた研修道場の一室で寝る前にアイアンガー師の呼吸を真似て前屈していくと、なんと私も同じように骨の間が広がるようにズン・ズンと伸びていくのがわかりました。

それまであまりポーズに重きを置かずにヨガを行じようとしていたのですが、それ以来
体の使い方の大切さに目覚め、ポーズも追及するようになり、師から学ぶべくセミナーに参加したり、インドのアイアンガー師の道場に二度も行くことになりました。

世界大会の翌年、1981年の年末からのインドプーナ(プネー)でのアイアンガーヨガ研修のとき、師が日本人参加者を連れてご自分の生まれ故郷、南インドのバンガロールあたりを一緒に旅行し、案内をしてくださいました。

アイアンガー師と-2


1982年正月、アイアンガー師63歳 木村35歳



私の父親と誕生日がほぼ同じのアイアンガー師は当時60歳を少し過ぎた歳でしたが、心身共に気力に満ち小柄な体は威厳に満ちていました。

バス旅行の数日を一緒に過ごし、歩く後ろ姿、談笑の姿、食事中、立っている時、座っている時、どの瞬間をみてもクムバクをしているように見えるのです。
そこで、旅行中のメモに、
「驚くべきことに、このインド人はいつでもクムバクをしている」と書いていました。

そうです、息を止めているわけではないのですが、息を止めて丹田に意識を置き、心身統一した状態で、そのまま息をし、そのまま食事をし、そのまま歩いているのです。

今思えばこれこそが道禅の状態です。

それ以来私のクムバクに対する考えが変わり、アイアンガー師がもつ呼吸力を「クムバク力」と呼んで自分もそのような呼吸ができるように精進しようと思うようになり、今も、正しいクムバクができるための「クムバク体操」や「調気呼吸法」などを考案して自分でもやり、皆さんにもお伝えしています。

このサイト内に「クムバク力」についての説明をした頁もあります。

   → クムバク力 


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