2017.05.09
春の風物詩、立山の雪の壁が、旅行誌に載る度に、一度行ってみたいと眺めていましたが、今年は行ってきました。
3年前には紅葉の立山に魅了され、今年は雪の壁の高さに驚かされ、自然が織りなす美と脅威に圧巻(圧倒)されます。
立山は場の気が自分に合うのかとても元気が発揚されます。行く度にそこに留まっていたい、自然の中に溶け込んでいるような心地よさを味わえます。
道路を除雪した雪も壁の高さになるわけですが今年は雪が多かったので、最高に高い所で19メートルの高さがあるという事でした。
因みに除雪費は一冬1億円かかるそうです。こちらも並ではないですね。バスのガイドさんが高度に比例して物価が高くなると言っていましたが、それもありだと納得しました。
和菓子大の大きさのおむすびが、2個入り450円でした。
今回は平日旅だったので外国の(中国系)観光客が日本人の3倍数位一緒でしたが、乗り物の待合所等や、乗り降りの時の「我先にオーラ」には辟易しましたが、観光地では自然に溶け込んでそれほど気にならずに過ごせました。
普段は、新大阪の駅周辺や京都の町中での観光客のマナーの悪さにいらだつことも多いのですが、自然の中では誰しもゆったりできるのかなと感じました。
人口密度の高い中国では、あの席取り合戦や、手に入れたものは決して譲らない精神も生きるための必須条件なのでしょう。
今回は、世界遺産の白川郷、五箇山も散策、こきりこ節の舞も見せて頂きのんびりと水芭蕉を見、珍しいお花(キクザキイチゲ)を見つけ、カタクリの花にも出会え嬉しい時間の流れを楽しみました。
”筑子の竹は七寸五分じゃ 長いは袖のかなかい(*1)じゃ
窓のサンサはデデレコデン はれのサンサもデデレコデン
向いの山をかづこ(*2)とすれば 荷縄が切れてかづかれん
窓のサンサはデデレコデン はれのサンサもデデレコデン”
※1「袖のかなかい」とは「袖のじゃまになる」という意味で、踊りに対する思いが込められています。
※2向いの山をかつぐという大胆な発想とともに、五箇山の自然の偉大さを表しています。
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