母音メソッドは、長年の声とヨガの研究実践から生まれた、声・呼吸・体の使い方を同時に調える、取り組みやすいメソッドです。
母音メソッド 体感空間の概念や感覚と一体のものとして生まれたメソッドで、身体の使い方と声を融合することにより呼吸を変化させ、声や心の状態を変化を生み出し、より全身的で無理のない呼吸と声を体得します。
母音にはそれぞれ性質があり、母音によって特有の呼吸と体の使い方、またそれぞれの感じ方の違いがあり、出す母音から心身への影響も強くあります。この性質の違いを応用してできたのが母音メソッドです。どこに力がこもるか、どこに意識を向けるか、どのように全身的な動作として声を出すか、それらを体感し、同時に身体に教え込み、本来の自分の声として実現するのが母音メソッドです。
拙著《ナチュラル ヴォイス ヨガ》には各母音のたくさんの母音メソッドを掲載していますが、ここではいくつか例を紹介します。
「あ」の母音メソッド 爽やか
両手を上に伸ばし、重心を前にかけ、鼠蹊部を前に押し出して、「あ~~~~」と声を伸ばして出す。
この母音メソッドをすると声も気持ちも明るくなり、積極的な気分になります。より良いやり方をするには、色々な注意点がありますが、まずはこの形をとって声を出します。
少しずつ紹介していきますが、《「お」の母音メソッド わかめ》とか,「お」の母音メソッド 角押しというような,体と呼吸の使い方を同時に変化させ、同時に声が変化し、出やすくなるメソッドがたくさんあります。
「あ」の母音メソッド ウァ~
母音の性質を利用し、自分にとって不得手な呼吸や体の使い方を働かせ、より健康な体、より良い声へと導き、声が楽に出るようになります。
「お」の母音メソッド 槍投げ
「お」の母音メソッド わかめ
「う」の母音メソッド 四股立ち
この他にも母音メソッドや呼吸コントロールのためのメソッドがたくさんあります。
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