自分らしく生きる生き方そのものが人を健康にする

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ナチュラル ヴォイス ヨガ -7


   重力にまかせる   2011年3月号

 動物の骨格や内臓の位置などの諸々の進化は重力が生み出したものだと言っている学者がいます。

 たしかに私達の生活の全てが重力に逆らって生きるということを余儀なくされていますし、それがうまく出来るように進化発達していると考えられます。

人間は立ったことで腰痛や痔という病を宿命的に負わされているという人達がいますが、ちょっと、いや大きな考え違いではないでしょうか。

 間違った立ち方や生活をするから病が生じるのあって、与えられた心身を正しく使えば生じない不具合を自ら招いているということをもっと真剣に考えるべきです。

 重力に逆らえなくなったらどうなるか、ペシャンコになって地面に這いつくばって生きるしかありません。立って居られない、座って居られない、寝ていても息を吐く事しかできない、そうです、息を吸う事すら出来なくなるのです。

 大きな重力の中で生きているということを、宇宙飛行士ならとても強く実感できることでしょう。でも私達はそのことを普段は意識すらせず暮らしていますが、この力にうまく逆らえていないことが大きな負担を身体に強いています。

重力にまかせる

 図1のように地面に対して直角に真直ぐ立っていればバランスで楽に立っていることができます。

 図2のようにどこかで曲がっていると真っ直ぐに立つためには○印のところで支えるための力が必要ですし、足もとの二重○のところでは全体が倒れないための大きな力が必要になります。

 図3では図2よりは負担が少ないですがやはり○印のところには図2と同じような力が必要です。
 常にこのような力を入れて保って置かないといけないということは体にとってはとても大きな負担になります。

 一時的とか断続的にであれば大きな力を入れても次の瞬間に筋肉は休み、新たな血液が流れ込み疲労物質が溜まることはありませんが、ずっと力の入れっぱなしの場合は休まることがなく血行が悪くなり疲労物質がたまりだんだん硬化してきます。 ○印のところは一瞬でも休むと、つぶれたり倒れたりしてしまうのですから、休むためには寝転ぶしかありません。あぁしんど・・・とすぐ寝転びたくなる人はきっとこんな無理をたくさん抱えているのでしょう。

 この無理は背骨を歪ませ、内臓の位置異常を引き起こします。身近な例でいえば顔(頭)が前に出て重心線を外れていると首や胸椎の上部にいつも力がかかり首や肩の凝りになります。

 しかし、図3の上端を上に引っぱり上げれば、図1に近づくほどに○印のところの角度が大きくなり負担が減ります。
 これは重力に逆らって上に伸びると言うことです
 下には引っぱられているのですから、それに対して上にだけ伸びればいいように思えますが、下にも押し伸ばさないと身体は伸びません。

 図2のまま真直ぐ上に伸びた場合は地面に対して全体が歪みます。でも図3からであれば、伸びればのびるほど負担が減ります。

この図3の状態は全体としてはバランスがとれていて、足元では負担がありません。このときには下にも伸びる感じが生じ、また重力にまかせているという感じも生じます。

そして図1のように伸びてバランスがとれてしまえば、上や下に伸ばすということも必要がなくなります。実際の姿勢では完全な静止ということはありませんから、常に重心線から外れそうになるところを修正するように、いつも上下に伸びながら重力にまかせるという作業が必要です。

でも図2や図3のような大きな力を必要とせず、わずかな力ですみ、くつろいでいられるところが多くなるのです。私達は活動している限り色々な動き方をしていますから、伸びるといっても固定的な伸ばし方ではなく、姿勢に応じた伸び方があるのです。そしてうまく伸びているときには楽で深い呼吸が出来るのです。


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