自分らしく生きる生き方そのものが人を健康にする

NVY-intro9

ナチュラル ヴォイス ヨガ入門 9

   2014年10月号 (No.181)


遠心力と求心力

 クムバク力体感空間の広がりのエネルギーは、伸びる力と締まる力から生み出される。
伸びる・拡がる=遠心力 ←→ 締まる・縮む=求心力

 締まる働きは伸びたり拡がったりする働きがあって初めてうまく働くことができる。逆に伸びる働きは縮んだり締まったりする働きがあってこそ正しく働く。

 伸びずに縮まれば委縮、締まらずに広がれば分裂、どちらも極端な力になってしまう。 求めるところは中道、バランスの取れるところだ。そしてそのバランスが柔かく大きく伸びやかであるほど気持ちよく生きることができる。

 武道でも芸道でも、腹に力を込める、丹田に意識を置くという表現をするが、その意味するところを皆が同じようには捉えてはいないだろう。

上下、前後、左右、伸縮、明暗、積極消極、取る与える、入れる出す、与える取る、すべての場面でバランスが取れるように力がこもる時、自分を活かす正しい使い方ができている。

しかし、ごくわずかな人だけがそのようなことを聞いてすぐに自分のものにできる。

多くの人は相当の苦労をしてはじめてその力加減を体得することができる。頭でわかり、体でわかり、死ぬまでに自分の生き方、動作や呼吸に生かすことができる人は決して多くはない。

 少し教わるとそれができるというのは、まず基本的な体を伸ばす働きや広がる働きを当たり前に持っている人だ。

特に意識せずとも伸ばす働きが生じるから、締める働きを意識するだけでうまく行く。

萎(しぼ)んだ体でも胸の力をお腹に移し、腹圧を高めることはできるが、その感覚はお腹の中の固く小さな空間だけで矮小だ。

広がる遠心力が強いほど求心力が強く働くことができる。遠心力は体を伸ばし広げる働きだ。

重力に逆らうには、足が地面を押し、その力を背景に頭のてっぺんが天に向かって伸びるのだ。

 簡単には分からない人、私を含めた凡人は努力の人になるしか道はない。自分の才能に愚痴を言っても始まらないし、親やご先祖に恨み言を言うべきでもない。

 すべては自分の責任。与えられた環境や資質の中で最大限の努力をして生きることが自分を活かすことになり、それが他を活かし、自らが生かされる生活につながるのだ。

 さて、それでは凡人はまず伸びることを身につけよう。伸び伸びと明るく、重い心に引っ張られないように。

 テンツクテンツク、テンツクテンツク(天突く天突く)、太鼓の音でも軽いJazzのリズムでも、阿波踊りの要領で伸びる。

 リズムの頭で膝が伸び、同時に手が軽く上を突く。その動きに乗せて頭のてっぺんを天に向けて軽く突き上げる。

膝が伸びるときに足裏が床を押しているのだから、そのタイミングで上にも伸びることがこの動きのコツだ。

 ナチュラル・ヴォイス・ヨガのP.92~P.93に「阿波踊り風」と
「テンツクテンツク」と名付けた体操で紹介しているのがこれ。これだけで声を変化させることもできるので、声の指導時にもよく使う。


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