自分らしく生きる生き方そのものが人を健康にする

NVY-intro8

ナチュラル ヴォイス ヨガ入門 8

   2014年9月号 (No.180)

 よりよく生きるというのは、すべての人の願い、いや動物だって植物だってそれが生きるということだ。

でも人間の場合最低限の衣食住を得ることができれば、あとは心の持ち方が一番大切だ。

心はいい方にも悪い方にも、良い解釈も悪い解釈もどのようにもできるからだ。 そして、その心が自由にならないからたいへん。

 「足るを知れ」と言われても、「足りないものは足りない」と、大方の人にとって心が充分に満たされることはない。

「足るを知る」のではなく、他の方法、すなわち得たという実感の持ちやすい、手に取ったり味わったりできる手近なことで心を満たそうとする。それがすべてとする間違いが、奪い合いや憎み合いを生み、ますます人間は不幸になる。

そしてその不幸を解決しようと、「足るを知る」ということを精神論だけで捉え、そのような心の状態を持たなくてはと考える人も多く現れる。

しかし、いくらそのようになろうと考えても、心は反対を向いている。 物質に偏っても精神に偏っても結局は心は満足せずいつも渇望感に支配されることになる。そんな偏った考えと方法が間違いを大きくする。

 ここで考えてみたいことは、満たすことのできるもの、自分の中に充填できるものは、外から持ってくるものだけではないということだ。

 姿勢を正し、心を落ち着かせ、心や体を探ってみる。体が安定し、呼吸がゆったりして、心身が緩んで和らいでくると、自分の中が温かいもので満たされていることを感じられるだろう。

その温かいものだけを感じ、観る。この時、気持ちは頭でも胸でもなく、お腹に落ち着いている。そしてこれは呼吸の状態なのだ。

この気持ちの置き所と呼吸の状態を維持することができれば、自分の中を温かいもので満たしておくことができる。

これは心の能力であると同時に体の能力でもある。

 心を心だけでコントロールできるのは相当なレベルまで諦観できる能力を身につけた人だけだ。

体、呼吸、そして心へと、目に見える物から見えないものに移行していくことがきっと早道だ。

そしてこの呼吸で特に大切なのがクムバク力(りょく)なのだ。

 前回は、日常簡単にできるクムバクを提案しました。

 深い呼吸を身につけるには、まずは大きく吐いたり大きく吸う働きを高めたりすることも大切です。

沖先生の著書にも紹介されている色々な呼吸体操をやってみましょう。

 これで順番にやることがとても多くなりました。
①まずは呼吸体操。これには十分に息を吐く練習をする。
②次に大きく吐いて大きく息を入れる練習をする。
③次に大きく入れた息を楽に受け止めておけるクムバクの練習をする。

ここまでできれば色々な呼吸法を行う準備ができています。

 それにしても、「ナチュラル・ヴォイス・ヨガ」は自分の書いた本ですが、順番にこれをやりましょうというようなアプローチが足らないように思うので、この紙面ではそのあたりに気を付けています。

 私の本では、P131のクムバク体操に続き、P141からの呼吸体操・呼吸法のところに書いています。

P143骨盤呼吸法(扇呼吸法)、P145三段呼吸法、P153浮き袋呼吸法などは私の考案したオリジナルの呼吸法で、他では学べません。

肋骨を開きクムバクがしやすくなる呼吸体操です。是非実践してみてください。


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