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NVY-intro7

ナチュラル ヴォイス ヨガ入門 7

   2014年8月号 (No.179)

 リラックスする、ホッとして「ああ気持ちいい」と思う。
温泉につかるとき、緑の中の爽やかな風の中にいるとき、至福が顔をのぞかせる。そのことを誰もが知っている。

 それをいつも自分と共にあるようにするのがヨガだ。

 冥想をする、呼吸が深くなりバランスがとれた状態になる、そして世界の捉え方が広くなる。その時、私が私らしくなっている。この状態の持続力こそが真の人間力だ。

 バランスがとれるとアートマンが現れる。ヨガで説くところのアートマンはサット(存在)・チット(意識)・アナンダ(至福)と言う。私たちの正体は「至福」なのだ。そして誰もがその片鱗をいつも味わっている。

 満足がバランスではない。嬉しいのがバランスではない。緩むのがバランスではない。最高に伸び伸びして、最高に気持ち良い状態だ。これで十分、これ以上に何を求めるのか? これこそがヨガだ。神秘体験も光も悟りもいらない。他に求めない、外に求めないのがヨガだ。

心と体が縛りを解かれると、笑みが染みだし溢れ出る。 どうすればバランスがとれるのかを追及するのがヨガだ。空無はその究極だ。

 ということで、バランスのとれる体の使い方、呼吸のしかたを声を使って学ぼうとするのがナチュラル ヴォイス ヨガ

ナチュラル ヴォイス ヨガを実践していくのに、まずは心身一如の理解が大切、そして毎日の呼吸の姿を変えていく呼吸法について2~7月号で述べました。この静かな調和の呼吸の訓練に次いで、今回は呼吸力の適応範囲を広げていく呼吸体操をやりましょう。

クムバク体操

 前回、「息を調和する」には力まないことが必要と書きました。

でも、どんなことでも同じでしょうが、最初からうまくはできないで当たり前です。

必要な働きを身につけるためには、とりあえずは少しは無理な使い方があったとしても、意識や力の正しい方向性を把握するための大雑把な力の込め方が必要です。

そこで、クムバクや息の調和を体得するのに役立つのがクムバク体操です。

ナチュラル ヴォイス ヨガの本のP131からそのいくつかのやり方を書いてはいますが、特に体操としてではなく、普段の生活の中での練習もできます。

 いつもより多く息を入れておいて、そのまま色々な恰好や動きをするのです。たくさん息の入ったまま、その息を楽に受け止めておく働きを高めるのです。

そうすると、肋骨が広がり、腹圧も高くなってきます。ただしこの時、肛門を閉めておくのを忘れないことが大切です。

 誰もが、自分の感じやすい空間と感じにくい空間を持っていますが、体の前にも後ろにも上部にも下部にもどこにも息を満たすことのできる呼吸力と意識力を養うと、その息が体感空間を生みだします。

その空間感覚こそが意識の広さなのです。

 クムバクを強くも弱くも大きくも小さくも、そのまま息を止めることも吸うことも吐くことも自由自在にできる呼吸力を身につける。これが呼吸のコントロール力であり心と体のコントロール力の源になります。

このシリーズの No.10(11月号)にはやり方を掲載しています。



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