自分らしく生きる生き方そのものが人を健康にする

NVY-intro3

ナチュラル ヴォイス ヨガ入門 3

   2014年4月号 (No.175)

 人生の目的は? もしこんな問いに答えようと思うと、具体的な結果の状態を思い描かねばならず、追及するほどに迷路に入ってしまいます。

でも「どのように生きるのか?生きたいのか?」という問いなら、「元気に、生き生きと、はつらつと喜びに満ちて生きていたい!」と考えるのは私だけではないでしょう。

 そしてそのためには体が資本だから、鍛えよう、サプリで若さを保とう、いやいやヨガが一番いいよ、というように健康法ブームはますます盛んです。

しかし、金と健康があれば、若さが得られれば人生の問題は解決、みたいな感覚のまま歳を重ねて、結局老化には勝てず人生をあきらめたようになっている人はいないでしょうか。

 トレーニングジムもヨガ教室も次々といくらでもできるし、サプリも名前を覚えきれないくらいたくさんテレビで宣伝していて、皆がより「はつらつ」を求めているけれど、現実にはあれもこれもうまくいかないからこそ、雨後の竹の子のように色々な方法が出てくる。

そこで今度は、全て心の問題だからと、心理学的な手法や宗教的な解決方法がとりあげられるけれど、うまく行く人はほんの一握りの人だけ。人間が当たり前に生を謳歌することはどうしてこんなにも難しいのでしょう。

それはきっと求め方が間違っているからなのでしょう。 結局のところ、「傾向と対策」的なやりかたでそれが本当に可能なのか? というところに立ち返る必要があります。

 そこで私はこのように考えます。元々、心と身体とは同じもの、心身一如なのだから、これを別のものとしてみている限りどこにも行くことができないのではないでしょうか。

 心が喜び、充実感を味わっているなら、その時は体も呼吸もそのような喜んだ使い方、喜んだ状態になっていることでしょう。それなら反対に、そのような呼吸や体の状態を創りだせば、心も喜ぶことができるのではないでしょうか。

 その喜びを味わっている心の使い方があるなら、それに対応した体の使い方もある。その体の使い方を身につける。日常の喜ばしい呼吸を生み出す体の使い方を見つけそれを自分のものにする、ということです。

 いくら検査数値が良くなっても筋力がアップしても、それが人生の喜び度と直結しているわけではありません。

どの瞬間も自分が求めて止まない生命の喜びを味わいながら生きることこそが必要なのです。

 喜びたければ自分が喜ぶ。喜ばせてもらうのではなく、心も体も喜んでいる状態を自ら創り出す。自ら喜ぶ能力を獲得することこそが必要なのです。

 幸せも喜びも他のことに払った犠牲や何かとの引き換えに買えるものではありません。

元気な体つきをすれば元気になる。喜びに満ち溢れた体の使い方をすれば心も喜びに満たされる。日常の呼吸、すなわち体の使い方を変えていくことこそが大切なのです。

意志力、いや、意識力が必要なのです。

 生活の一瞬一瞬の積み重ねが人生なのだから、どの瞬間も喜びに満ちた呼吸と体と心の使い方で生きることを目指すことが必要になるのです。

 ですから、同じトレーニングをするのなら、単刀直入にその状態を求める方が本筋、はつらつとした体の使い方、生き生きとした体の使い方を身につけるようにする方がよほど直接的でわかりやすく実現性も高いのです。このことに気づくだけで人生が変わる、と私は思っています。

― 花の香りをかぐ呼吸法 ―

さて前回の「ラジオ体操の深呼吸と反対の呼吸法」に続いて、花の香りをかぐ呼吸法です。

 呼吸は、体とも心とも一体のものですから、ただ吸ったり吐いたりするのではなく、デリケートにとか力強くとかという副詞を伴ったやり方が必要です。

それにはイメージを使うとやりやすいのです。呼吸法によっては強く吸うこともありますが、養いたい普段の呼吸の形は吐く息に力がこもり吸う息は息の方から流れ込んでくるような感じがいいのです。それも生命が喜ぶような、よい香りを気持ちよくかぐように、ソフトに流れ込んでくる感じの吸息にするのです。

花の香りをかぐ呼吸法


 今回も日経ヘルスの3月号に掲載の声ヨガの記事の挿絵を使わせていただきます。

図のように、バラの花など好きな花を手に持っているとイメージします。

本物の花もいいですが、イメージだけでも十分です。

鼻から上向きに息が流れ、頭の中を冷やし、頭から首の後ろ、そして背骨に息が流れ込んでくると感じるといいでしょう。

 まずはお腹を引っ込めて(締めて)息を吐き、そのお腹を緩めたときに、流れ込んでくる息が、鼻から、花の香りをかぐように感じるのです。

この感じを使って前回のラジオ体操の深呼吸と反対の呼吸法」をやってみましょう。



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