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NVY入門


ナチュラル ヴォイス ヨガ入門> について

   2014年1月号 (172-1401)


 今回と同じタイトルでしばらく連載記事を書いたことがありました。 

私にとってのライフワークになってしまった“ナチュラル ヴォイス ヨガ”、この言葉はいったい何を意味しているのだろう。

そしてその目的とそこにいたる方法は・・・と、どこまでいってもいつまでも続く私のテーマです。

 この年始めに日経ヘルスという雑誌の取材を受けることになりました。「ストレスに強くなるヨガ」というテーマでの特集で、そこにナチュラル ヴォイス ヨガの記事を予定しているそうです。

 自分としては、“ナチュラル ヴォイス ヨガ”と銘打って、声だけでなく、よりよい体と心、素晴らしい生き方へ提案と実践法をわかりやすく表現しているつもりでしたが、評価は自分ではできていなかったようです。

知名度も上がらないし、本も再販されるほどには売れていないのですから、健康雑誌で取り上げていただけるのはとてもうれしいことです。

でも、その欠点を克服して数頁の紙面で紹介ができるかどうか、その頭の整理をしておかないと取材に応えることができないだろうと思い、前回の体感空間に続いて今回もこの紙面を私の頭の整理に使わせていただくことにしました。

 二十年くらい前、歌の生徒の個人指導やヨガの指導者セミナーなどで声の出し方の指導をしていて、個人指導だけではなく、自習で声を変えていけるわかりやすい方法はないものかと考えたときにアイディアの湧いた“母音”というものに思いを巡らせました。

そしてそこから発展した“母音メソッド”を中心に、心と体と声のあるべき姿を考え、会報やセミナーなどでそれを表現してきました。そして2年前(2011年9月)に、多くの方に知っていただきたいと、その時点で思うことをできる限り盛りだくさんに書いた“ナチュラル ヴォイス ヨガ”という著書を出しました。

 一般のヨガの本とは少々毛色が違い、あまりヨガらしくはありませんが、内容にはヨガ、特に沖ヨガの大切なところを多く盛り込んだつもりです。

でも、「この本は字が多すぎる、3~4冊に分けて出版した方がいいよ」と何人もの方に言われました。

そして一番問題となるところは、本を読みながら、書いてあることを実際に試してみることが難しいということらしいのです。

 間違ったことを言っているわけではないし、足らないところもない。それなりに私の言いたいことを十分に網羅しているつもり。

でも問題がある。それが何か、本を読み返してみて分かりました。

まず第一に、内容が多すぎてどこから取りついたらよいのか分からないのではないか、というところに思い至りました。

 声の持つ力は大きく、他に対しての影響力も大きいものですが、自分に対しての影響はもっと大です。

多くの人はそんなことには気づいていません。 心や体の使い方一つで健康や不健康を自ら選んで生きているというのが事実です。

だからこそヨガに大きな力があるように言われるのですが、何を選ぶ場合も入口でつまずいては中に入って来れないということを私は見落としているのかなと思ったことです。

 私の書いていることは声と心と体の全体像なので、全く入門の人にとっては、何を理解し、何をやればよいのか、まず入り口が必要なのだということに気づいたのです。

 個人指導であれば、ある程度の時間をかければ確実に声が変化し呼吸が変化することを体感させてあげることができますが、自習の場合は変化の方向性そのものが分からないのですから、少しずつでもやれば変化するというやりかた、間違いなくできるやり方を提示する必要があるということです。

 現在、新大阪や豊田でやっているNVY(ナチュラル ヴォイス ヨガ)のセミナーでは、動きと声とがバラバラにならないよう、母音メソッドをどうすれば正しくやれるかとか、気持ちよくやれるかというところに力を注いでいます。それを、変化が小さくても自習できる方法を求められているのでしょう。

 声は体や心と同じように癖に支配されており、その癖から脱却するには、今まで感じているのとは違う新たな空間意識を持つとか、正しい動きや発声に必要な集中点に意識を置く方法を覚えることが必要なのです。言葉を変えれば現在の自分の声を忘れるようなやりかたが必要だということです。忘れることができれば新しい声が出てきて、それに応じた心の変化も生じるということが大切なのです。

 まず体感空間(体内空間)を感じて呼吸をするということ、呼吸の原則を吸う吐くの簡単な呼吸法を通じて身につけること、それから母音メソッドに入ります。

人によって差がありますが、「お」と「あ」をまず覚えて楽にできるようにする。次に「う」、そして「え」、「い」と5つの母音の母音メソッドをマスターしていきます。意識の集中点を提示できるところでは、体感空間よりも分かりやすいということも加味するべき問題かもしれません。

 体中に気を満たし、肋骨が広がり胸が高く、喉が自由になる体の使い方をさせる。それによって声が楽に出る。その時は結果として呼吸を支配し、豊かな気分を創り出しているのです。母音メソッドがそれを実現するのです。

そしてそれらが錐体外路系に入ってしまうようなやり方を提示しなければなりません。思いつくまま書きましたが、これが今年の課題になりました。 請うご期待!


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